これまでのふりかえり

【沿革】

1970年2月、蔦川敬亮が創業。タウンウォッチング、ピープルウォッチングなどのフィールドワークを通して消費トレンドを探り出す、独自の手法によるマーケティング・コンサルティング活動を開始。若者のライフスタイル研究に強みを持ち、他に類のないマーケティング・コンサルティングオフィスとして注目される。

1981年に「ブルーミングデール」(マキシン・ブレイディー著)を翻訳出版。同年、情報収集の拠点としていち早くニューヨークに注目しニューヨーク事務所を開設。著者ブレイディー氏を所長に迎える。都市生活者の新しいライフスタイルと消費を探究する定期刊行物「ニューヨーク・スタイル」を発行、新しい生活者像「ヤッピー」の考察、店舗劇場論やエクセレント・サービス論など新しいオピニオンを提示。マーケッターに影響力を持つ専門誌として評判に。コンサルティング業務に加えて専門書の出版と取り組む。

1988年、東京とニューヨークの両先行指標都市での情報収集をベースに注目すべきトレンドを提示することを狙いにする会員制情報サービスを開始。以来、現在も継続。また、1993年に、東京とニューヨークでのストアウォッチングで得た小売業についての知見をもとに蔦川が著した「百貨店進化論」を発行。続いて1995年には「百貨店の精髄」を発行。これらの著書は一部の大型書店でベストセラーリストの1位にランクされた実績を持つ。

以後、消費トレンドの探究を積み重ね、また、「世代と生活観・消費観」についての独自の見方を確立し、情報サービス活動やセミナーを通して様々な業種のマーケッターにオピニオンを提示し続けている。同時にコンサルティング活動では、百貨店のリニューアルや商業施設開発、新業態開発のプラン作りを数多く手がけてきている。2020年に創業50周年を迎え、トレンドの過去・現在・未来を整理して語れる存在として高い評価を得ている。

【主なコンサルティング実績】

◆百貨店リニューアルのプロデュース(リニューアルプランの作成)・・・・東京都心店、地方店など多数。2000年にオープンした某都心店の食料品フロアは「デパ地下」の先駆事例になり注目される。
◆東京圏の商業施設開発のプロデュースとコンセプトメイキング。
◆日本企業のニューヨークにおける業態開発のプロデュース。
◆大型ファッション専門業態開発のプロデュース。
◆大手アパレルのマーケティング・ディレクション。
◆化粧品メーカーの新業態開発プランの作成。
◆家庭用品メーカーのマーケティング戦略の立案、主要商品開発、売場開発。
◆和菓子企業のマーケティング・ディレクション。
◆1986年以来11回、日本百貨店協会が主催するアメリカ小売業視察ツアーのコーディネイトを担当。